佐賀市議会 1991-06-18
平成 3年 6月定例会−06月18日-05号
│35.
宮地勝巳 │ │ │
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地方自治法第121条による出席者
佐賀市長 西村正俊 助役
富永貞夫
助役
今泉松次 収入役
木原忠光
総務部長 野口 健
産業部長 百武康邦
建設部長 江頭正迪 民生部長 蒲原俊一
福祉事務所長 嶋 栄
交通局長 小林克己
水道局長 内堀弥太郎 ガス局長 村島 忠
消防長
緒方道男 教育委員長 御厨 梓
教育長
山田清人 監査委員 原 勝巳
農業委員会 選挙管理委員会
原 脩
藤田俊秀
事務局長 事務局長
○議長(
庄野辰一)
これより本日の会議を開きます。
昨日に引き続き
市政一般に対する質問を続行いたします。
◆(
米村義雅議員)
通告いたしております2点についてお尋ねしたいと思います。
初めに、
都市計画街路(佐賀駅末次線)についてでございます。昭和6年に計画決定されて以来、
JR佐賀駅から
南部バイパスを抜け、本庄町末次までを貫く街路、佐賀駅末次線の全長3,030メートルは、そのほとんどが既に施工され、あとは濠越え60メートルを含む約200メートルの区間を残すだけとなっております。周辺には、県の
天然記念物の
クスノキ群などがあり、
城内地区と濠との景観、交通の利便性との絡みなどから、我々市民だけでなく、広く県民からも、お濠越えの方法については注目を集めているところでございます。
そうしたところから、昨年2月、
都市計画街路佐賀駅
末次線整備検討委員会なるものが結成され、その委員の方々も、広く
学識経験者、
住民代表、市議会、
行政関係者等、委員23名で構成されております。その目的は、あくまでお濠越えの
方式検討に絞られ、平成2年2月、3月、4月と委員会が行われたようであります。ところが、昨年4月に第3回目の委員会が行われて以来、既に1年2カ月にもなるのに、今なお委員会がストップしたままになっているのはどうしてだろうかと思うのは私一人ではないと思います。
そこで、まず第1点目としてお尋ねいたしますが、今日まで1年以上も
検討委員会がストップしたままになっているのはどういうことなのか、その経過と理由を明らかにしてもらいたいと思います。
次に、第2点目として、
検討委員会再開の声がささやかれる中、次の委員会をいつごろ開こうと思っていらっしゃるのか。
さらに、3点目として、もはや佐賀駅末次線全体の事業の
進捗状況から見ても、方向性の決定だけでも最終段階に来ているのではないかと思われますが、その
タイムリミットはいつごろまでと思っていらっしゃるかをあわせてお尋ねいたしたいと思います。
次に、
保健センター整備についてでございますが、近年の
経済社会の著しい変化に伴い、
母子保健、
成人病予防、
老人保健、
健康増進等の
保健需要が増大し、
地域住民に密着して総合的な
対人保健サービスの充実が要請されているところから、去る昭和53年、
厚生省通達により、各
都道府県知事あてに
市町村保健センター整備要綱が出されております。目的は、あくまで国民が生活の中で気軽に
健康相談、
健康教育、
健康診査等を受けることができるようにするとともに、国民が自己の健康に対する自覚を深めるための拠点を整備していきなさいということであります。
そこで、この通達を受け、佐賀県においては毎年3カ施設前後の計画をして、今日までこの事業を行ってきているところでございますが、各市町村では、これを受けて、伊万里市を初め2市7カ町において
センターの整備がなされ、市・町民より大変喜ばれているところでございます。今年度も、県は3カ施設の整備をする計画のようでございますが、今のところ、東与賀町と北方町の2カ所が名のりを上げているということであります。また、平成4年度においては、三、四カ施設の計画をされているようであります。私は、こうした
市町村保健センター整備については、
保健事務の
実施拠点として、今後ますます重要になってくる制度であると思いますだけに、ぜひこうした制度をいち早く取り入れ、疾病が起きてからその対策を講じるよりも、その予防をいかにしてやるかが大事であると思いますので、その
拠点づくりとして、ぜひ佐賀市も名のりを上げ、整備を行っていただきたいと思いますので、本市では、このような重要な問題についてどのように対応されてきたのか、また今後、どのようになされるおつもりなのかをお尋ねいたしたいと思います。
◎
建設部長(
江頭正迪)
米村議員さんの佐賀駅末次線の関連につきまして、三つの御質問にお答えをいたしたいと思います。
この佐賀駅末次線は、先ほど米村さんのお話にございましたように、全体が3,030
メーターでございまして、そのうち、市が施工した分につきましては1,620
メーターでございます。この
市施工分のうち、既に
高取自転車のところまでは平成2年の5月に供用開始をいたしております。平成3年度から、
県庁東側から
シンボルロードの結合点までの220
メーターでございますけども、この分について整備を図らなければなりません。未整備のこの220
メーターは、短い距離ではございますけれども、この間には、県の
天然記念物の
クスノキ群、それから、お濠がございまして、文化財の関係、あるいは
都市景観上も、大変、市・県民が関心を持っておられるとこでございまして、どのようにしてここを越えるか、これは大きなテーマでございます。
そこで、先ほどもお話がございましたように、佐賀駅
末次線整備検討委員会を昨年の2月の15日に設置をいたしまして、このお濠越えの方式を検討することといたしております。
構成委員等につきましては、
先ほどお話のとおりでございまして、平成2年の4月16日の3回目を最後に、今日まで開催ができておらないわけでございます。1回目は、事務局の資料の説明をいたしました。2回目は、意見の交換を自由にしていただいております。3回目は、お濠越えの方式について、それから、佐賀駅末次線と
県庁道路の
取り扱いについて、3番目は、
県庁東側の線形について御協議をいただいたわけでございます。
お濠越えの方式としては、橋梁、それから、
土盛り方式と
地下道方式について協議をなされておりますが、
地下道方式につきましては、沿線の支障物件も大変多く、それから、事業も莫大で利用上問題も多いというようなことで、採用はしないというようなことで現在整理ができております。それから、橋梁、
土盛り方式につきましては、
橋梁方式か
土盛り方式か、それと、土盛りに
プラス橋梁と、このような3案がございますが、どのような方式にするか、これは景観上、あるいは技術的なこともございまして、
目下検討中で、結論は出ておらない状況でございます。県庁前の道路の
取り扱い、それから、
県庁東側の線形についても同様でございます。
そこで、おくれている理由についてでございますけれども、先ほど申し上げましたように、昨年の4月16日開催後、開いておりませんが、その後の事務的なことに手間取ったことが理由でございますが、そのときの宿題として、一つは、濠越え3方式のイメージ図、鳥瞰図と申しますか、そういうふうなものを作成すること、それから、二つ目に、ほかの城下町のお濠越えの事例の研究調査をすること、三つ目に、
城内地区、あるいは
松原地区を含めました交通量の解析、こういうふうなことが主な宿題になっておりますが、こういうふうなことを今日までずっと検討をいたしてきておるわけでございますが、何せ、市・県民注目の問題でございますので、より慎重に取り扱ってきたところでございます。
次に、次回の開催はいつかということでございますが、具体的な日程は決定はいたしておりませんけれども、ただいま開催に向けて準備をいたしておりますので、その点で御理解をいただきたいと存じます。
3番目に、
タイムリミットがもう過ぎてるんじゃないかというようなことでございます。おくれていることにつきましては、大変申しわけなく思っておりますけれども、現在、国、県と
十分連絡をとりながら、協議をしながら、現在、事業を進めておるところでございまして、平成3年度は
県庁東側の文化財の調査を行うことといたしておりまして、事業に中断がないように進めているところでございます。以上でございます。
◎
民生部長(
蒲原俊一)
保健センターのことについてお答えをいたします。
米村議員さんが御指摘のように、昭和53年の国が出した
市町村保健センターの整備についてということにつきましては、
十分承知をいたしております。しかし、その中で、現在、佐賀市といたしましても、いろんな計画の中でも、おっしゃるとおり、
健康づくりこそ、佐賀市のこれからの一つの課題として、大きな課題として考えなければならないというふうに理解をいたしております。
その中で、現在、
福祉関係との関連の中で、
建設計画というのを構想を持ちまして、
保健センターの併設ということで協議を重ねておるところであります。ただ、まだまだ乗り越えなければならない
ハードルの部分が非常に多いというふうに考えております。もちろん、用地の問題、そして、規模の問題、と申しますのは、特に今現在、
医療技術の水準と、そして、そういった
医療機器の内容等につきましては、日進月歩の状態にあります。そういう中で、どの程度の規模のものをどういった内容で整備をするのかということにつきましては、いわゆる慎重に検討しなければならないんじゃないかと、そういうふうに考えております。
ただ、現在、佐賀市のこの庁舎内で、本庁内でいろんな
総合検診なり
予防接種なり、そして、
母子保健相談なり、
各種健康教室なりを開いております。そういう中では非常に駐車場が大混雑をいたしまして、しかも、来庁者の、他の来庁者にも非常に迷惑がかかるような状態であるということで、平成3年度からは当面の措置として、
メートプラザという例の会館を使用をし、そこで
予防接種の全部なり、それから、
総合検診の一部、こういったものをそちらの方に振りかえて、当面の対策としては、そういうやり方をやっておるようなわけでございます。
しかし、御指摘をされたように、そういう
保健センターの整備が急務であるという理解はいたしております。ただ、佐賀県
総合保健協会というのがございます、県の団体。こういうところに現在の検診の内容なり、検診の判読なり、もしくは
検診そのものを委託をいたしております。こういったところとの関連性なり、そして、
佐賀保健所との結びつきなり、こういうことも今後十分考えなければならないと、このように考えております。
◆(
米村義雅議員)
初めに、末次線の問題でありますが、おくれた理由につきましては、資料収集なり、あるいはまた、事例調査なり、あるいは事務的な手続、交通量の解析等々、若干の日程を要することは十分に理解をいたすわけでございます。しかしながら、巷間うわさされております今回のこのおくれというものが、政冶的な絡みがあるんじゃないかというふうなうわささえ飛んでいる現実でございまして、本当のおくれた原因というのはその辺にあったんではないかと思いますけれども、その辺、市長さん、どのようにお考えになりますか。おくれた理由とあわせまして、市長さんの方から御答弁をいただきたいと思います。
それから、
保健センターにつきましてでございますが、独立した
センターの整備というところまではいかないまでも、
福祉施設との併設が考えられておるようにただいまの答弁では承ったわけでございます。もちろん、併設なら併設なりに、これからの幾らかの
ハードルを越えなければならない、そういうふうなことは十二分に理解はいたすものの、それでは、それまでの検討はどこでされていくのか、その辺について再度お尋ねを申し上げたいと思います。
さらに、それじゃ、そうした、どこの部門でそうした論議をしながら、いつごろまでをめどとして今後取り組んでいかれるのか、あわせて再度御答弁をいただきたいと思います。
◎市長(
西村正俊)
佐賀駅末次線の事業の推進についてでありますけども、ただいま
建設部長がお答えいたしましたように、この委員会のメンバーの皆さん方は大変御熱心でございます。しかも、専門家がたくさんいらっしゃいまして、それぞれの立場での発言、御要望があっているわけであります。今、その整理をしながら、次の開催、委員会の開催に向けて準備をしている段階であります。
お尋ねの政治的な問題ということでございますけども、政治的という意味の問題はありません。ただ、この残された部分につきましては、御承知のとおり、いずれも、あの道路の西の方には県庁がある、東の方は公園であります。図書館、体育館、
文化体育館等があるわけでありまして、いずれもこれは県有地という関係があります。その中に、しかも、文化財があるという非常に難しい場所であります。そういう点におきましては、これはどうしても県御当局の十分な御理解がなければ事業は進められないわけであります。もちろん、この委員会の中には県御当局からも委員を入れていただいておりまして、その辺を含めた議論ももちろんなされていると思われるのでありますけども、このことは十分、時間がかかりますけども、慎重な配慮をしながら進めざるを得ない、そういった事情についても御理解を賜りたいと思います。
◎
民生部長(
蒲原俊一)
お答えいたします。
福祉事務所と民生部のそれぞれの主管課が連携をとりながら検討を重ねてまいりたいと、このように思います。めどといたしましては、順調にいけば、平成5年度をめどにしたいと、このように考えています。
◆(
米村義雅議員)
保健センターの整備につきましては、事が健康問題、あるいはまた、大きく言えば生命にかかわる問題でございます。私に言わせるならば、どちらかと言えば、他のどの施策よりも最優先してでも、ぜひ積極的なる取り組み方をお願いしたいと、そのように思うわけであります。
それから、佐賀駅末次線の問題でありますが、いろいろな政治的な絡み的なものも、今、市長の方から御答弁いただきましたけれども、過去3回の委員会の結果を見てみましても、もう既にいろいろな論議の中から
橋梁方式、あるいはまた、
土盛り方式、あるいは第3案として、その
折衷案方式というものが出されておるということは、もう既にほとんど意見を集約されたその3案になってるんじゃないかと、私は実はそのように考えるわけでございます。そうしてみますと、もうここいらで
市長自身の決定をですね、してもよろしいときが来てるんじゃないかと思いますけれども、いかがでございましょうか。再度御答弁いただきたいと思います。
◎市長(
西村正俊)
ただいまの
米村議員のお尋ねは、あのお濠をどのようにして越えるかという立場に立っての御意見でありました。お濠を仮に越える。そして、その方法が決まったといたしましても、
高取自転車と、そのお濠を越えた部分との接点をどうするか、接続をどうするか、その間の道路をどのようにつくるか、これは非常に関係があるわけであります。むしろ、その方が事業的に言いますというと、優先をして決めなければならないわけであります。
したがいまして、お濠を越えることと、その間の道路のつなぎをどうするか、これは非常に、県有地がそこにありますから、大変、県御当局の御理解を得なけりゃならない問題があるわけであります。幸いにいたしまして、県御当局もそういった意味におきまして、新しい知事は、内部的にひとつ知恵を絞って、県としてはどのように対応するか考えるという、そういう指示と申しましょうか、検討を進めるという積極的な立場で動いていらっしゃるということも聞いております。したがいまして、その調整をきちんととってから、その上で、ある意味での私自身の政治的な決断をすると、そういうことになろうかと思いますので、もうしばらく時間をおかしいただきたいと思います。
○議長(
庄野辰一)
以上で通告による質問は終わりました。
ほかに
市政一般に対する質問はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
ほかに御質問はないようでございますから、これをもって
市政一般に対する質問は終結いたします。
△
追加議案上程
△
提案理由説明
○議長(
庄野辰一)
次に、昨日
追加送付を受けました第61号乃至第64号議案、以上の諸議案を日程に追加し、一括して上程付議いたします。
議案の朗読は、これを省略し、
提案理由の説明を求めます。
◎市長(
西村正俊)
このたび、本定例会の
追加議案といたしまして、
工事請負契約の
締結議案4件を提出し、御審議をお願いすることになりましたので、その概要につきまして御説明を申し上げます。
第61号議案から第63号議案までは、
市営西与賀団地新築工事の
請負契約の締結に関するものであります。
西与賀団地は、近年のライフスタイルの多様化に対応した、快適で個性豊かな住環境の整備を目標として、特に高齢者に配慮した住宅とし、また
周辺環境にも調和した造りを取り入れており、
鉄筋コンクリート造り瓦葺きで、3階建て12戸1棟及び4階建て16戸2棟の第2種住宅を建設いたすものであります。
第64号議案「
城南中学校移転改築工事請負契約の締結について」は、
佐賀城周辺の
整備事業に伴う
城南中学校移転に関してのものであります。
校舎は、
鉄筋コンクリート3階建て、
延床面積7,679平方メートルで、
普通教室26室、
特別教室11室、また多様な教育・
学習活動ができる
多目的ホール2室、
情報化社会に対応するための
コンピューター室1室、その他クラブハウスなどを備え、21世紀に向けた
教育環境を整えた施設といたしております。
何とぞ、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
△議案に対する質疑
○議長(
庄野辰一)
これより上程諸議案に対する質疑を開始いたします。
質疑の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
◆(片渕時汎議員)
それでは、通告をいたしております第34号 平成3年度
一般会計補正予算、10
款教育費、5項1目
社会教育費、13節委託料、15節
工事請負費についてお伺いをいたします。
これは
南部地域開発構想の
振興整備方針の
ファーストステップ、第1ステップといいますか、として進めていただく旧
西与賀小学校跡地1万5,600平方メートルを中心として、
西与賀地区を初めとした佐賀市
南部地域の市民の方々が、十年来、待ちに待った
コミュニティーセンターを含む運動公園の整備に関するものであります。
その内容といたしまして、まず、委託費でございますが、外注する
計画用地の
対象面積、6月3日の日に西与賀、本庄、北川副の
南部地域の地元の方々の集まりの中で説明会があったわけで、その中で示されました1万5,600平方メートルと、今後買収するであろう4,700平方メートル程度、合計2万0,300平方メートルがその委託料の
対象面積、いわゆる設計の
対象面積なのかどうかということをひとつお伺いをします。
それから、この計画の中に公民館的な機能を持つというような表現も以前はあったんですけども、1億8,000万円ということで工事費が上がっておりますが、この
コミュニティーセンター、星空観望ができる
天体ドームを持つ
コミュニティーセンター、そして、
多目的ホールなり、あるいは学習室なり、そういったものがあるわけですけども、この
コミュニティーセンターの、いわゆる
設計対象面積といいますか、
建築設計面積といいますか、これは資料では831.13平方メートルということでありますけども、おおむねこの数字でいくのかどうかですね、そのことについて2点目にお伺いをします。
それから、第3点目として、2万0,300平方メートルですから、この中で、今のところは約、おおむね60台から70台ぐらいの
駐車スペースが予定をされておりますけども、その場合、果たしてその
駐車スペースの60台から70台ぐらいでいいのかどうかですね。当然、この2万0,300平方メートルの中に含んでの設計になるのかどうかそれが第3点目です。
それから、次に、
コミュニティーセンターのこの中身のことでございますけども、中身について1億8,000万ということで工事が上がっております。ですから、先ほどの質問とちょっとこうダブるかもわかりませんけども、831平方メートルですね、という
建築面積、一部3階建てですね。で、その構造はですね、聞くところによると、鉄骨構造ということになっとるようでございますけども、この
コミュニティーセンターの中に
多目的ホールですね、
多目的ホールというものが計画をされておりますけども、地元の説明会の中においては、もう少しこれをこう広めにつくっていただいたらどうかというような意見もありました。
ですから、これは今後のことでしょうけども、そういった広い
多目的ホール、できれば、きのうの
同僚議員のですね、質問の中でも、
総務部長さんお答えいただいておりますけども、
文化サークル活動の
中心拠点としての位置づけもこの
コミュニティーセンターの中にあるということでございましたから、文化的な活動ができるような、例えば、
メートプラザ佐賀のああいった
多目的ホール、あるいは
日新公民館に併設されております
コミュニティーセンターの中にあるような、ああいった
ステージつきの
多目的ホールで、そして、できれば収容人員が四、五百とまでいけばいいんですけども、そういった感じのですね、ホールに仕上げていただいたらどうかというようなことを思いますけども、それに対する見解なりをですね、お聞かせをいただいて、質問を1回目を終わります。
◎教育長(
山田清人)
片渕議員さんの
議案質疑について説明を申し上げます。
まず、13節の
設計委託料についてでございますが、これは2,000万円計上さしてもらっておりますが、この内訳といたしまして、
コミュニティーセンター建築の
設計委託料1,100万円、それに
コミュニティーセンター設計管理委託料の460万円、それに
スポーツ施設敷地、これは広さはどのぐらいを対象にしとるかということでございましたが、2万0,300平米でございます、を含めた
実施設計委託料といたしまして、440万円を含んで計上いたしております。
それから、15節の
工事請負費につきましては、1億8,000万円を計上さしていただいておりますが、その内訳といたしまして、本体工事費1億5,400万円、下水道工事費2,200万円、外構工事費400万円、このようになっております。
それで、
多目的ホール等の内容につきましてでございますが、面積は、まず、831.13平米を対象といたしておるわけでございます。で、これはお述べになりましたように、講演会、あるいは講習会等多目的に利用できます。それにミニバレー、バドミントン、エアロビクス、柔剣道、こういうものは利用できるんじゃないかと思っております。今後、ステージ等のお話も出てまいっておりましたが、中身につきましては、実施設計、計画、その段階で十分に配慮してまいりたいと、このように思っております。
それから、各室の内容ということでございましたが、
多目的ホール209平米でございます。それから、親子談話室が42平米、これは和室でございます。それから、創作室が48平米、星空学習室が70平米、星空資料室が29.25平米、天体観測ドームが12.56平米、総計いたしまして、
建築面積は831.13平米と、このようになっております。
駐車場等の問題も出てまいりましたけれども、今後、実施設計の段で、その辺につきましてはできるだけのことは配慮はすると思いますが、以上、議案につきましての説明を申し上げました。
◆(片渕時汎議員)
2回目の質問を行います。
この旧小学校の整備につきましては、先ほども申しましたとおり、
南部地域の方々は大変待ち望んでおった施設であるわけであります。最近特に、北部に比べて、あるいは中部に比べて、非常に
南部地域がおくれているという認識は、これはもうどなたもこうひとしく思っておられると思いますが、例えば、せっかくつくるんであればですね、例えば、スポーツ・アンド・コミュニティープラザですかね、あそこに約5万平方メートル程度で33億ほどの経費をかけて整備をしていただいとるわけですけども、私先般、63年にも質問をしました。スポーツの振興ということで、佐賀市を4ブロックぐらいに分けてですね、東西南北ぐらいにああいった運動公園をぜひつくって、地域のスポーツ振興にですね、役立ててほしいというような話もしたわけですけども、これが総合計画の方にも余りのってないような気がしております、実施計画段階では入っていくものと期待をしておるんですけども。
しかし、今度、第1段階として整備をしていただくこの旧小学校にですね、せっかくつくるんであれば、将来的には、もう今工事が始まっとりますけども、市道高太郎善座橋線という市道がすぐその東側約100
メーターぐらいのところにできます。それから、その北側には農免道路が整備を今着々と進んでされます。道路環境もですね、ずっとよくなっていく中での
西与賀小学校跡地のスポーツといいますか、運動公園の整備であるわけです。地元の方々も、せっかくつくるんならですね、なるだけ広めにつくってほしいという意見も、去る6月3日の説明会でも言っておられました。協力はせんといかんから、ぜひそういった形でつくってほしいという要望もあるわけで、今の2万0,300平方メートルではですね、ちょっと狭いような気がします。駐車場が、先ほども申しましたとおり、その中に配備をされておりますけども、果たして70台程度でいいのかなという気がするわけです。やはり多く収容できるような
駐車スペースを持たないと、周辺の地域の方々にですね、迷惑もかかるということも当然考えなくてはならないことだと思うわけです。ですから、せっかくつくっていただいたものに何やかんや言うのもですね、非常にこう申しわけない気がするわけですけども、しかし、つくるならば、いいものをつくってほしいというのが私の気持ちであり、また、地域の方々の気持ちであるわけです。ですから、その辺に対しては、ひとつ担当助役さんにですね、そのことの回答もしていただけたらなというふうに思っとります。
それから、2点目の、
コミュニティーセンターの831平方メートルということで設計をされるということですが、先ほど申しましたように、地域文化の拠点ということでも位置づけられておりますならば、観劇とかですね、あるいは講演会とか、そういったものもするためには、どうしてもステージも要るであろうし、あるいはあの広さ、今、
多目的ホールは209平方メートルとなっとります。ちなみに、
メートプラザは690平方メートル程度あるわけですから、3分の1もないという状況の中ですから、せっかくであるならば、そういったことを含めてですね、実施計画の段階で、これは工事予算等も当然伴いますから、今は1億8,000万円で計上されておりますけども、その辺も考慮してですね、実施設計をしてほしいというふうに思うわけですが、その点についても答弁をお願いしたいと思います。以上、2回目の質問を終わります。
◎
総務部長(野口健)
片渕議員さんの質問は担当助役ということの御指名でございましたけど、南部開発構想、企画の方で担当いたしましたので、私の方からお答えさせていただきます。
昨日の豆田議員の御質問にもお答え申し上げましたけれども、
西与賀小学校跡地につきましては地域の
コミュニティーセンターとして位置づけるということ、それから、さらには南部の方のスポーツの拠点地域として将来は整備していくということを申し上げたわけでございまして、当面は地域
コミュニティーセンターとしての予算を計上しとるわけでございまして、昨日も申し上げましたように、まず最初は、当初は旧
西与賀小学校跡地の1万5,000平方メートルを考えておりましたけど、北側の方に4,700の用地の確保のめどがつきましたし、ここの分については、将来は全天候型のテニスコートを導入していくということを申し上げたわけでございます。
さらに東側に、その東側の方にも用地について協力してもいいという地元の話もございますので、それからさらに、南側の方に実習田、今、これは地元の土地改良区の方に貸してあると思いますが、こういったことが将来は戻るわけでございますので、こういったような用地を確保しながら、やはり今の2万平方メートルの中に駐車場を取り込むのではなくて、そこらあたりの用地を確保しながら、用地を確保して、それから駐車場にしていきたいというふうに考えておりますので、2万からさらに地元の御協力を得れば、用地買収をして拡張していきたいというふうに考えております。
◎教育長(
山田清人)
コミュニティーの中身につきましては、さっき申しましたように、内容等につきましては、今後実施設計いたします段階で、多少、予算の範囲の中では中身の変更等は考えられると思いますので、ステージ等、いろいろその全体を見渡して、変更できる分は変更するというふうなことは考えてまいるようにしたいと思います。
◆(片渕時汎議員)
今、それぞれ答弁いただいたわけですけど、余りこうすっきりしないような答弁であるわけですね。先ほど申しましたように、6月3日に地元説明会があって、例えばですね、報告をですね、お聞きになったと思いますけども、せめてバレーボールコートでもできるぐらいの広さにしてくれんかとか、あるいは柔剣道ということでしたので、柔道も場合によってはするかもわからない。その際に畳を敷くわけですけども、その畳の収納場所もないということだから、その辺も考慮してくれという要望が当然あったわけで、それと、今私が言うように、文化的な施設としてでのですね、そういった位置づけであるならば、ステージもと。あるいはもう少しこう規模を広くしてほしいということですから、この設計の中でですね、2,000万の設計費の中で831平方メートルということを考えるんじゃなくて、その辺も考えた上でのですね、設計にしてほしいと。そして、工事予算が当然それにリンクといいますか、関連してきますから、それについてはまた財政当局とのですね、打ち合わせなり、お願いなりでですね、ひとつぜひカバーをしてほしいと。
せっかくつくるんであればですね、今、敷地については
総務部長さんの方から、その辺まで考慮した上で敷地は考えたいというですね、答弁をいただいたわけですけども、コミセンについては、何かこうすっきりしないような答弁でございましたので、申しわけありませんけども、再度ですね、その辺まで含めて、工事と設計とのバランスがありますから、その辺まで含めて、今度は、そうですね、市長さんにひとつ答弁をちょっと求めたいと思います。これで私の質問を終わります。
◎市長(
西村正俊)
西与賀小学校跡地をどのように活用するかということにつきましては、この議会でも何回となく御質問がありました。そして、延び延びになっていたのでありますけども、これは先ほど御質問の中にありましたように、高太郎善座橋線ですか、この道路の計画の
進捗状況をにらみ合わせながら、相当の面積を有するこの地域の活用に支障はないという、そういうことを考え合わせまして、ようやく今回御提案申し上げるというところまでこぎつけたわけであります。
また、経過的に申しますというと、最初は、あれは農業用の施設をあの中に設置すべきじゃないかというところから議論が始まりました。しかしながら、南部開発構想全体の中でどのような位置づけをするかという角度で検討いたしまして、スポーツを中心にした、森もある、森、ちょっと言い過ぎかもわかりませんけども、緑も豊かな、そういう場所にしていこうと、基本的にそういう構想を立てたわけであります。したがいまして、この地域は、この場所は、どちらかといいますと、私の気持ちといたしましては、スポーツが中心であるわけであります。したがいまして、その部分の面積は確保する、その面積を確保するために地元にも随分お願いをいたしまして、北の方を圃場整備とあわして拡大ができると、そういうお願いもして御同意を得たわけであります。
そして、これはただ単に球技、球場的なもだけではなくって、テニス6面を考えております。先ほど全天候型という説明がありましたように、佐賀市のテニスコートというのは若干不足気味であります。6面あれば、全市的な競技、テニスの競技ができるという協会の御意見も十分賜りまして、これはきちっとつくろうと。
それから、佐賀市にないものといたしまして、弓の道場であります弓道場がありません。そこで、この場所に弓道場をつくったらどうかと。北の方には県営の、これは立派なものがありますので、南の方には市民皆さんが手軽に利用できる、そういった弓道場をつくったらどうかということで、いわばこの地域は、そういう新しい新味を加えた運動広場をまず考えたわけであります。
その後、
コミュニティーセンターでございますか、をつくろうと、その
コミュニティーセンターも、今までの
コミュニティーセンターに少し味を加えまして、この地域は大変すばらしい星空が観望できるという地域でありますので、天体観測ができるようなものを加えていこうと、こういう議論をいたしまして、この計画の中に入れたわけであります。
また、
コミュニティーセンターとして、皆さん方がお集まりいただくその面積につきましても、私も査定の段階で大丈夫かと念を押したわけであります。日新の
コミュニティーセンターと、少なくとも同程度の面積は確保できるという説明がありましたので、私もそれを了承したわけであります。
そういうことで、この西与賀小跡地の活用につきましては、かなり私どもといたしましては、大変こう気を使ったと申しましょうか、一生懸命考えてこのような計画をつくって、地元にもまた説明を申し上げたということになっているわけであります。また、地元の方といたしましては、できるだけ大きいのがいいという、その御希望は十分私もわかるわけであります。ただ、ますます便利と申しますか、大きければ大きいほどいいわけであります。しかし、ここで
コミュニティーセンターとしての性格から言いますというと、当局といたしましては、できるだけのことを配慮をしたということでありますので、その点はひとつ御理解を賜りたいと思います。
なお、細部につきまして、例えば、柔道場の畳を格納する場所がないじゃないかと、そういう倉庫も必要でありましょう。それは実施設計の段階で十分検討さしていきたいと、このように考えております。
◆(
豆田繁治議員)
先ほど登壇されました片渕議員さんと幾分重複する点もあると思いますが、再度お伺いしたいということで、私は、第34号議案
一般会計補正予算、第10
款教育費、5項1目
社会教育費、15節
工事請負費1億8,000万中、本体工事1億5,400万についてお伺いをいたします。
このことは、
西与賀小学校跡地開発事業に伴い、南部開発構想における地域
コミュニティーセンターと位置づけられた文化的、社会的、教育的一拠点として、地域の特性を生かしながら、市内全域から人を集めることができるような特徴のある機能を合わせ持つ施設としてつくられるようでございます。したがって、この施設は、
地域住民が触れ合う
コミュニティーセンター的機能と市内における星空観望の拠点として機能を合わせ持つものとして整備を図りたいとの位置づけで設置される施設でございます。
事業概要は、1階床面積513平方メートルで
多目的ホールは吹き抜けで、バドミントン、ミニバレーボール、ダンス等の軽スポーツを初め、集会や講演会、講習会など幅広い活用ができる部屋が整備され、また、創作室は手づくりの体験に乏しい子供たちが工作を楽しみ、その創造性を伸ばす部屋として整備される計画であります。また、24畳の和室と吹き抜けのあるホールがあり、2階は床面積257.57平方メートルで、50人程度が入れる星空学習室は、天体に関する講義や映像を通して多くの人が宇宙について学び、興味を抱かせる部屋として、また、資料室は天体に関する資料を整備し、利用者が随時に学ぶことができる部屋として整備されるようであります。3階屋上は
天体ドームを設置する計画で、天体望遠鏡を備え星空と直接楽しむスペースとするというのが跡地整備計画の概要と聞いております。
そこで、3点についてお伺いをいたします。先ほどの教育長さんの御答弁では、実施設計の時点で十分に配慮するというお答えでございましたけども、再度お伺いをいたしたいと思います。
第1点、
多目的ホールであります。このホールは、先ほど申し上げましたとおりの部屋でございますが、計画案を見てみますと、概要に示してある内容とはかけ離れた施設としか思えてなりません。確かに、軽スポーツは活用できる施設でありますが、文化活動の集会や講習会など幅広い用途に対応する施設としては、配慮がなされてない施設に見受けられます。スポーツ関係使用を重点的に考えて計画を出されたものとしか思えません。この件についてお伺いと、また、文化活動の活用に対する配慮がなされてないのはなぜなのか。舞台のステージ等も、これは市長さんが先ほど申されましたように配慮するやに受け取りましたけども、また、放送設備等が実際どうなのか。それから、特に文化行事等をやる場合には、各公民館、それから、日新
コミュニティーセンターもそうでございますが、音響に対する配慮というのが非常に欠けております。マイク設備はされておりますが、実質的には反射音がしてマイクが使えないと、講習会には不向きなホールでございます。この辺も配慮されて設計されるのかどうか、この辺についてお伺いをいたします。
第2点、これまで本市にはない、子供たちを中心に多くの人が宇宙について学ぶ星空観望の拠点として機能を持つ施設とのことでありますので、星空を眺め、星を観望するには、当然、既存の施設利用と異なり、時間などの制限がなく利用できなければなりません。この施設の維持管理は市当局でなされることでありましょうが、運営については地元で対応すると計画されていますが、設計内容から見てみますと、常駐専任者を配置しなければ運営できないと思いますが、どのように取り組まれますのか。これは直接、議案の中身とは関係ございませんけども、関連しておりますので、お伺いいたします。また、その身分はどのような位置づけとされるのか、お伺いいたします。
同じく、関連いたしますので、お伺いいたしますが、3点目でございますが、「運動広場に整備、
天体ドームを備えた集会場も」との見出しで、佐賀市は
西与賀小学校跡地の利用基本計画を明らかにしたと新聞に報じてありました。その中の天体観測ドームに関し、このように書いてあります。「3階には、口径40センチの反射望遠鏡1基、直径15センチ程度の屈折望遠鏡数基を常設した直径4メートルの
天体ドームを設置−中略−これまで同市は、環境庁の星空のまち百選に選ばれたこともあり、全国でも星がよく見える場所、特に同跡地では、佐賀市天文協会が観望会を実施するなど市内でも好環境にあり、青少年の天文学習に最適」とありました。
望遠鏡は、大別して2種類があります。反射望遠鏡、円筒の口径が大きく製作でき、片面レンズを1枚使用してあり、構造上、望遠鏡は円筒の内側と外側が一体化しておりますので、外気の気流に影響を受けやすいものであります。したがって、映像が乱れやすく、堀や水田からの水蒸気も敏感に影響されやすいものでありますが、高性能で星雲を見るのに適した機種であり、マニア向けの望遠鏡であります。
屈折望遠鏡は、上質のレンズを数枚使用し、反射式のように大きい口径の材料ができにくいので、大型は無理でありますが、反面、気流の影響は受けにくく、星座を見るのに適している機種であります。一般に映像がきれいであると言われております。
都市型天文台の問題点は、周囲の民間や街路灯の照明器具の影響を受け、星雲などの暗い天体が見にくく、天体写真などかぶりが出るのであります。また、車のライトや振動も影響いたすのであります。佐賀空港建設が予定より2年おくれの平成9年初フライトであります。計画中の敷地より空港予定地まで直線で目前にある位置にあります。空港ができますと、関連企業も出てくることになり、光の害は照明のため大きくなる一方と考えられています。
そこでお伺いですが、天文台を建設に当たり、設置に際しての初歩的なことであると存じますが、基本的な環境調査はいつごろされたのか。そして、どのような結果が出たのかお伺いします。また、新聞に報道されております一部マニア向けの反射望遠鏡を設置されるおつもりなのか。また、事業効果でうたってあります、子供たち初め、手や足の不自由な人、多くの市民が宇宙について学べるものについて検討されたのか、お伺いいたします。
◎教育長(
山田清人)
豆田議員さんの
コミュニティーセンターの
工事請負費の本体工事費の1億5,400万と、このことについて説明をいたします。その内容については、詳しく議員さんから御指摘いただきましたので、どういう部屋がありますということは省略さしていただきます。
それで、まず、1階の
多目的ホールのこの施設につきまして、文化活動への配慮がどうかという第1点の質問でございますが、さっき申しましたように、講演、あるいは講習会等にも十分使えるようにしたいと、あるいは文化活動ということについても配慮してまいらなくちゃならないと思っておるわけでございますので、今後、実施設計、計画、その段階で十分に配慮していかなければならないと思っております。マイク等、今後、検討課題だと思っておるところでございます。ステージ等につきましても、検討していかなければならないと、このように思っております。
それから……
(「音響」と呼ぶ者あり)
マイク等の考える場合に、音響等も当然考えなくてはならないと思っております。
それから、次の管理運営ということでございまして、これは今お聞きしたわけでございますが、これは事務室はあるように記憶しておりますけれども、特別に、まだ管理室とか、そういうところまでは考えていないようでございます。しかし、いずれにしましても、管理はいたさなければなりませんので、地元とこれは十分協議いたしまして、どのような体制をとっていくかということをこれから考えていきたいと思っているところでございます。それから、その間はもちろん教育委員会で管理はいたします、決まるまでは。
それから、第3点の
天体ドームの設置につきましてでございますが、いろいろ詳しい専門的な立場から、このドームの内容につきまして御指摘いただいたわけでございますけれども、その内容、時期、そういうふうなことにつきましては、今後、専門家等の意見を十分お聞きいたしまして、今、お述べになりましたような趣旨も含みまして、魅力ある
天体ドームを設置いたしてまいりたいと思っております。今のところ、まだどういうふうにするというその内容までは詰めてはおりません。今後、検討させていただきたい、勉強させていただきたいと、このように思っております。以上でございます。
◆(
宮本英樹議員)
通告いたしておりました第34号議案、歳出10
款教育費、5項
社会教育費、3目文化財保存費、15節工事費の1,260万円についてお尋ねをいたします。
今回の工事費については、葉隠発祥の地一帯を緑の木立に囲まれた静かな地域として仮整備をしたいという御当局のお考えでございます。葉隠発祥の地は、周辺の整備につきましては、一定の区域を買収して、できれば、この宗寿庵を主体に置きながら、本当の葉隠発祥の地であるというものをですね、整備していくのが本来の姿ではないかと思います。
その後、用地の確保は難航を続けまして、63年の12月には、ハイウエーオアシス構想から除外されまして、その後の用地確保の交渉については、教育委員会が当たってこられたのでございます。その後、一向に進展していないのが現況でこざいまして、今回の仮整備については、地元とよく話し合いをなされたかと、その点について、まず第1点にお尋ねをいたします。
地元では、ただ環境整備の問題、つまり、いろいろとございますが、暴走族、また、アベックなどの入り込みでたまり場になりかねないというような、特に、年間通して環境美化が一番地元で望まれておるようでございます。こうした問題について、話し合いをですね、よくしていただきたいと私は思います。そうすることによって、今後のですね、いろいろ地権者の方との心の融和というふうなことがつながりますので、このことを私非常に心配して、今回、
議案質疑の際に質問をしたわけでございます。
それからですね、私、一昨年あたりに一般質問を申し上げたことがございます。ていうのはですね、この県有地のすぐ下の方、南側にございますが、この1,336平米、これがですね、私有地でございます。ちょうど1反余り、300坪ばかりでございますが、この地権者の方はですね、仏門の方でございます。で、市当局のですね、買収が完全にいかない場合はですね、場所が非常に宗教としては最適であるというふうなことをですね、よく言われております。この方も私、数日前にもお会いいたしました。そして、その寺院のですね、建立を非常に望んでおられるわけです。ですから私も以前はですね、質問を一般質問でしたわけですよ。こういうものを建てられたらですね、もう本当に葉隠の発祥の地がですね、台なしになってしまうんですね。そういうことで、私は懸念してですね、一般質問をしたわけです。
そういったことで、その後のですね、やはり何かの機会で質問いたしました折にもですね、当局の方では何らの御返答が私の方までございません。で、そういうことで、非常に望んでおられるということでございます。ですからですね、今後のこういうふうな市当局の計画に対してですね、非常に私は不利益になる要素がですね、これは十分にございます。もう景観がまず損なわれるわけですね。本来は、この私有地の方のすぐ上の方の県有地がですね、本命でございますので、そういったことで、私はですね、特に、教育長にこの点についての御答弁をですね、ぜひお願いいたします。
それから、まだほかにもいろいろございますが、非常に用地が進展していないわけですね。私もこけ図面をですね、当局の方からもらっております。これはもうずうっと数年前からですね、この何か、葉隠の発祥の地の黒土原のところのですね、大体用地だけはずうっと反別、面積別に分けて、地権者の名前まで入れてあります。年度に、何年に何月に買収したという、そして、法務局に何年ごろに登記ちゅうことまで書いとりますが、これを見てですね、本当に私はもう発祥の地のことで一般質問を重ねておるということはですね、用地交渉がスムーズにいってないから、私はここでお願いをしとるわけです。ですからですね、やはり教育委員会ではですね、やはり上層部から担当の職員の方までですね、一致団結して、この用地交渉に当たっていただきたいということを重ねてお願いをいたしておきます。以上で1回目の質問を終わります。
◎教育長(
山田清人)
宮本議員さんの文化財の保存費について、
工事請負費のことでございますが、このことについてよりも、とにかく説明会、そのことについて端的な質問を受けたわけでございますが、整備工事費は900万でございます。あと360万円は他の民俗文化財の収蔵庫でございまして、1,260万円をこのたびお願いをしておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思いますが、葉隠発祥の地の整備につきまして、大変皆さん方に、十分にはかどりませんで、御迷惑をかけております。本当に長くかかっておりまして、相済まないと思っているところでございます。
なお、宮本議員さん、るる御説明ありましたように、これは当初、ハイウエー構想ということで、いろいろこれは努力をしてもらいましたが、その中でどうしてもうまくいかないという部分がありまして、これは外されまして、あと教育委員会で市単独の事業としてやるようにというようなことで、私たちがまたやっているわけでございます。そういうことで、私たちも、市としてどうしてもこれはやり遂げなければいけない問題だということは、十分私初め考えておりまして、何とかできないかということで努力を重ねておるところでございます。しかしながら、まだ十分地権者の皆さんと了解点には達していないと、後でまた説明申し上げます。そういう現状でありまして、本当に御迷惑をかけていると思いますが、地元に説明をしたかということでございます。どのような説明をしたかということについてでございますが、平成3年になりま……平成3年です。最近になりましてからのことを特に申し上げます。その前もずっと説明会はやって折衝はいたしておりましたけれども、今のようないろんなハイウエー構想とかなんとかありましたので、途中で切れております、私どもは。
で、平成3年の2月20日に来迎寺自治会長の宅へ係が行きまして、いろいろと下打ち合わせをしております。それから、黒土原の上組の班長等へのお願いも出ております。それから26日、2月の26日になりまして、そこで話がまとまりまして、自治会を持つから、あるいは運営会等をするから、その説明会に来いということでございましたので、私、次長、その他課長、係全部参りまして、来迎寺自治会の運営委員会説明会というものに臨みまして、いろいろと夜遅くまで協議をさしていただきました。それから、翌々日の28日に、端的に来迎寺のうちの黒土原の上組という班でございますので、この直接の現地へ行ってということでございましたので、そこの地元説明会というのを28日に実施いたしました。
それから、3月になりまして2日の日に、大門の方にも関係がございますので、大門部落の自治会の説明会をいたしております。それから、3月の19日に金立町全体の自治会長会にも説明に行くという必要があるということで、自治会長会の説明会等もいたしております。さらに、3月の25日には黒土原の上組の班長さん宅にも参りまして、そこで話もいたしております。
その後、4月に入りましてから、市内の在住の地権者の方、新しく今度お願いをしようとしている、そういった範囲の市内の在住者の地権者、こういうところにも参っておりまして、個人説明、あるいは折衝ということをずっと現在まで続けてきているという状況でございます。事業全体の計画につきましては、大方の了解を得ているわけでございます。しかしながら、今、25人ぐらいの方の同意は得ているということでございますけども、中には、いろいろ条件を持ち出されているというような状況もあります。しかしながら、私どもといたしましては、そういう条件を整えれば何とがなるんじゃないかというようなことで、一生懸命に頑張っておるところでございますので、ひとつ何とぞ御了解いただきたい。議員さん、非常にこういうことに専門的な立場でございまして、いろいろな情報もお持ちでございますので、ひとつ、何とかひとつできますように私たちも本当に念願をいたしておりますので、ひとつお力添えを賜りたいと、このように思うものでございます。
それから、次は、その敷地の中に、今拡張しようとしているところの敷地の中にお寺があるということでございますが、恐らくこれは前にお答えしましたお寺で、世尊寺というお寺ではなかろうかなと推測しますが、これにつきましては、総代と信徒代表とを交えまして折衝いたしまして、協力と約束をお願いをしたというところでございます。しかしながら、今のところ、代替地等を求められておると、このような状況ということでございます。それで、やっぱりこのところは一番、お述べになりますように大事な場所であるわけでございますので、私たちもできればお願いしたいと、そういう態度でまいっておるところでございます。
それから、今後整備計画、第1次と言っていいかもわかりません。あるいは仮整備というようなことをおっしゃいましたが、今、取得しているところの1.8平米ですか、これを放置した状態ではいけませんので、これも重々地元の、1.2平米でございます。失礼いたしました。1.2ヘクタールです、平米じゃございません、1.2ヘクタールです、取得しました。この部分につきましては、地元にも本当に迷惑かけております。で、早速これは何とかしなくちゃいけない。この部分でもということで、仮整備といいますか、第1次的な整備を思い立っているわけでございまして、その部分をお願いしているということでございまして、草払いもせにゃいけないし、このままでは本当に、お譲りいただきました地権者の方に、私たちもいつまでも放置しておくとは申しわけないと思っているわけでございますので、その辺に道路等の予定というふうなことも考えておりますし、できますならば、その辺を何とか核をつけていきたいとこういうふうに思っているところでございます。以上でございます。
○議長(
庄野辰一)
以上で通告による質疑は終わりました。
ほかに上程諸議案に対する質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
ほかに御質疑もないようでありますから、これをもって上程諸議案に対する質疑は終結いたします。
△議案の委員会付託
○議長(
庄野辰一)
これより上程諸議案の委員会付託を行います。第34号乃至第64号議案、以上の諸議案は、お手元に配付いたしております議案の委員会付託区分表のとおり、それぞれ所管の常任委員会へ付託いたします。
なお、今期定例会において6月14日までに受理した請願は、お手元に配付の請願文書表のとおり文教民生委員会へ付託いたします。
委員会付託区分表
●総務委員会
第34号議案 平成3年度佐賀市
一般会計補正予算(第2号)中、第1条(第1表)、歳入全款、歳出第2款(3項を除く)、第13款、第3条(第3表)中、固定資産評価基礎資料作成委託料、佐賀市土地開発公社が金融機関から借り入れる社会保険佐賀病院の移転に伴う用地の買収造成に係る資金に対する損失補償、佐賀市土地開発公社が金融機関から借り入れる佐賀市久保泉工業団地造成に係る資金に対する損失補償、佐賀市土地開発公社が先行取得する
都市計画街路唐人町渕線の用地買収費、佐賀市土地開発公社が先行取得する
都市計画街路唐人町渕線の用地買収費に対する損失補償、佐賀市土地開発公社が先行取得する
都市計画街路八戸溝線の用地買収費、佐賀市土地開発公社が先行取得する
都市計画街路八戸溝線の用地買収費に対する損失補償、佐賀市土地開発公社が先行取得する都市計画公園金立公園の用地買収費、佐賀市土地開発公社が先行取得する都市計画公園金立公園の用地買収費に対する損失補償、佐賀市土地開発公社が先行取得する都市計画公園多布施川河畔公園の用地買収費、佐賀市土地開発公社が先行取得する都市計画公園多布施川河畔公園の用地買収費に対する損失補償、佐賀市土地開発公社が先行取得する都市計画公園昭栄公園の用地買収費、佐賀市土地開発公社が先行取得する都市計画公園昭栄公園の用地買収費に対する損失補償、佐賀市土地開発公社が先行取得する都市計画公園東寺小路公園の用地買収費、佐賀市土地開発公社が先行取得する都市計画公園東寺小路公園の用地買収費に対する損失補償、第4条(第4表)
第60号議案 平成3年度佐賀市
一般会計補正予算(第3号)
●文教民生委員会
第34号議案 平成3年度佐賀市
一般会計補正予算(第2号)中、第1条(第1表)、歳出第2款3項、第3款、第4款、第10款、第3条(第3表)中、城南中学校屋内運動場、プール建設費
第35号議案 平成3年度佐賀市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第38号議案 平成3年度佐賀市
老人保健医療特別会計補正予算(第1号)
第40号議案 佐賀市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例
第41号議案 佐賀市印鑑の登録及び証明に関する条例
第59号議案 専決処分報告
●産業経済委員会
第34号議案 平成3年度佐賀市
一般会計補正予算(第2号)中、第1条(第1表)、歳出第6款、第7款
第36号議案 平成3年度佐賀市農業共済特別会計補正予算(第1号)
第39号議案 佐賀市農業共済条例の一部を改正する条例
第42号議案 佐賀市
農業委員会に関する条例の一部を改正する条例
第45号議案 農作物共済(水稲)の無事戻しについて
第46号議案 農作物共済(麦)の無事戻しについて
第47号議案 園芸施設共済の無事戻しについて
第48号議案 家畜共済に係る特別積立金の取崩しについて
●建設委員会
第34号議案 平成3年度佐賀市
一般会計補正予算(第2号)中、第1条(第1表)、歳出第5款、第8款、第9款、第2条(第2表)
第37号議案 平成3年度佐賀市公共下水道特別会計補正予算(第1号)
第43号議案 佐賀市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例
第44号議案 佐賀市消防団員の退職報償金支給に関する条例の一部を改正する条例
第49号議案 財産の取得について
自第50号議案
市道路線の認定について
至第58号議案
第61号議案 市営
西与賀団地新築(RC−1)
工事請負契約の締結について
第62号議案 市営
西与賀団地新築(RC−2)
工事請負契約の締結について
第63号議案 市営
西与賀団地新築(RC−3)
工事請負契約の締結について
第64号議案
城南中学校移転改築工事(校舎棟建築)
請負契約の締結について
請願文書表
┌─────┬──────────────┐
│受理番号 │ 1 │
├─────┼──────────────┤
│受理年月日│ 平成3年6月14日 │
├─────┼──────────────┤
│ 件名 │国保税の引下げを求める請願書│
├─────┼──────────────┤
│請願者の住│佐賀市神園二丁目4番8号 │
│所氏名 │ 吉田 明 外3,001人 │
├─────┼──────────────┤
│請願の要旨│ 別紙のとおり │
├─────┼──────────────┤
│紹介議員 │
山下明子 │
├─────┼──────────────┤
│付託委員会│ 文教民生委員会 │
└─────┴──────────────┘
国保税の引下げを求める請願書
佐賀市の国民健康保険税は、一世帯当り162,075円(昭和63年)と九州の県庁所在市の中で最高です。福岡市133,114円、長崎市129,007円、熊本市146,994円と2万〜3万円も高くなっています。
国保世帯は低所得者が多く年間所得が150万円以下の世帯が6割をしめ、国保税が所得の1割以上という重税で、支払能力の限界をこえています。
しかも昭和60年、61年と2年連続の値上げを市民に押しつける一方で、佐賀市の国保会計は黒字が続き、この積立金が9億7,985万円も蓄えられています。一世帯当りになおすと43,000円にもなります。
貴議会が市民の健康と命を守る立場から、他県の県庁所在市なみに国保税を引き下げていただくよう求めます。
1.国保税を他県の県庁所在市なみに引き下げること
2.国保会計に一般会計からの繰り入れをすること
3.県に助成を行うようはたらきかけること
4.国に国庫負担をもとにもどすようにはたらきかけること
平成3年6月14日
請願人住所 佐賀市神園二丁目4番8号
氏名 吉田 明 外3,001人
紹介議員
山下明子
佐賀市議会議長
庄野辰一殿
△散会
○議長(
庄野辰一)
本日はこれをもって散会いたします。
本会議は6月28日、午前10時に再会いたします。
午前11時25分 散会...